STAGE：009 マッピー（2）

S：「本日は3月9日です。皆様いかがお過ごしでしょうか？」
ﾐ：「寒いですよね～。でも暖かくなると花粉が飛ぶから嫌～」
S：「君は花粉症だったのか。知らなかったよ」
ﾐ：「違いますけど？」
S：「だって今、花粉が嫌だと言ったじゃないか」
ﾐ：「花粉が飛んでいるな～って思ったらなんだか鼻水と目のかゆみが止まらないんです」
S：「もう立派な花粉症じゃないか……」
ﾐ：「これはエアー花粉症です！　え～っと、それではマッピーの第2回です。実際にやってみていいんですよね？」
S：「うむ。ゲームは実践しなければ始まらないのだからな」
◇
S：「まずはトランポリンから説明しよう。マッピーが乗ることで跳び上がることが可能だ」
ﾐ：「色がだんだん変わっていきますよ？」
S：「トランポリンに連続して乗ると緑→青→黄→赤の順番で色が変わり、赤の状態で乗ると切れてしまう。だから赤になったらどこでもいいから着地しないとそれで終わりだ」
ﾐ：「あれ？　赤だったから移動しようとしたのに動かなかったんですけど……」
S：「それは下降中だからだな。上昇中じゃないと床への移動はできないんだ」
ﾐ：「先に言って下さい;;」
S：「ミスしながらのほうがすぐに覚えるんだ。あと床へ移動する際に気をつけることは敵とのシンクロだ。
ﾐ：「シンクロ？」
S：「同期する、という意味だ。たまにトランポリンで敵とくっついたように重なることがある。この状態のまま床へ移動すると敵も一緒についてきてミスということが多々ある。だから敵とシンクロした時は限界まで跳ねて敵が離れるのを待ってから移動した方が良い」
ﾐ：「あ、重なりました！　でも、ずっと離れなかったらどうするんですか？」
S：「己の運を信じて道を選べ」
ﾐ：「……粘りすぎてトランポリンが切れちゃいました;;」
S：「赤くなっても離れないならそれは運命として受け入れるしかないな。なぜなら――」
ﾐ：「赤い糸だからさっ！」
S：「ちくしょおおおおーーー！！」

◇
S：「じゃあ、次はドアの使い方だ」
ﾐ：「マッピーは引き戸じゃなくて普通のドアですね」
S：「ドアは攻撃や防御はもちろん、緊急回避や加速装置まで兼ね備えた万能アイテムなのだよ」
ﾐ：「そんなに高性能とは思えませんけど」
S：「"ドアを制す者がマッピーを制す"　これがマッピーにおける格言と心得るべし！」
ﾐ：「り、了解！」
S：「離れていても画面内であればボタンを押すことで正面のドアを開閉できるぞ」
ﾐ：「へ～、便利ですね」
S：「敵がドアに近づいてきた時に開閉すれば弾き飛ばしたり気絶させることができる。その際、取っ手の向きに注意すること」
ﾐ：「何か意味があるんですか？」
S：「ドアを当てるタイミングは取っ手の位置が手前なら閉じる、奥なら開く、という風に変える必要がある」
ﾐ：「適当に連打じゃダメなんですか？」
S：「それだと弾くことはできても気絶させることができない。どうせ当てるなら気絶させて時間と得点を稼いだ方がいい」
ﾐ：「なるほど～」
S：「これだけでは防ぎきれないと思ったらパワードアを使う」
ﾐ：「あ、この光るドアですね？」
S：「そう。これは一度だけ衝撃波を発射することができる、言わばマッピーの主力兵器だな。発射する方向は取っ手の反対方向だ」
ﾐ：「一度だけなのかぁ、残念」
S：「使ってしまえばただのドアになるが、使わないで終わるともったいないから流れで使ってしまって構わない。序盤なら追い詰められる状況もあまりないだろうし」
ﾐ：「これ、撃った後に追いかけていくと楽しいですね～」
S：「お、いいところに気付いたな。衝撃波はマッピーと同じ速度だから追いかけていくことで射程をのばせるんだ。盾にしていけば安全に移動することができるし、得点も稼げるから一石二鳥の技だな」
ﾐ：「パワードア様様です！」
S：「もうひとつドアを使うテクニックを教えよう。これを覚えておけばいざと言う時役立つぞ」
ﾐ：「ワープでもできるんですか？」
S：「どこでもドアじゃないんだから……。さっきは敵にドアをぶつけていたが、今度の技はマッピー自身をドアの開閉に巻き込むんだ」
ﾐ：「そんなことしていいんですか？」
S：「マッピーは弾かれるだけで気絶はしない。しかも弾かれている間は無敵になり、敵に体当たりすることもできるのだ」
ﾐ：「ピンチの時に使うといいかもしれませんね」
S：「弾くことで通常より速く移動できるのもポイント。これもステージが進むと必須テクニックになる」
ﾐ：「そういえばなんで離れたドアを開け閉めできるんでしょうね？」
S：「それがマッピーの能力だからな」
ﾐ：「ハンドパワーでしょうか」
S：「トリックはあるかもしれない。案外リモコンで操作してたりするのかもな」
ﾐ：「じゃあTVに向かってボタンを押すと電源がつくのかな？」
S：「ついたら教えてくれ」
ﾐ：「あ、ついた」
S：「なにぃっ！？」
ﾐ：「冗談ですよ～^^」
S：「……（プチッ）」
ﾐ：「ああ、本当のTVモニターがっ！？」
◆
S：「今日はここまでにしよう」
ﾐ：「TVのモニターも消えたところだったので、ちょうどよかったです」
S：「次は具体的な動きやスコアについてかな」
ﾐ：「と、いうわけで次回は攻略編パート2です。お楽しみに！」