STAGE：013 チャレンジャー

○概要
チャレンジャーの目的は王女マリアを救うことです。ゲームは4つのシーンで構成されており、各シーンごとに操作方法が異なります。シーン1,3,4は横からの視点、シーン2は見下ろし視点です。
シーン1は列車が舞台。列車に跳び乗るところで体力のほとんどを使い切ったらしく、以降は超人的な能力を発揮することはありません。
シーン2は非常に広大なマップで、過去に数多の挑戦者が散っていきました。砂漠にある骸骨たちはその残骸ではないかと言われています。
シーン3はシーン4へ行くための宝を手に入れる場所。シーン2に点在していて、中継ポイントとしても活躍します。宝は鍵、指輪、王冠の3種類で、すべて集めなければいけません。余談ですが、当時は王冠のことがミルククラウンにしか見えませんでした。これが若さか……。
シーン4はドン・ワルドラドとの最終決戦。シーン1のように12発ではなく連続で4発当てれば倒せます。ひかりのたま使用後のゾーマと考えれば分かりやすいかと。

○キャラクター
デザインは見た目で分かるとおり某映画をモチーフにしているのは間違いなし。イメージが掴みやすいのはいいことです。今だったらなんか言われそうですね。
チャレンジャー：
ナイフの名手である彼は常に大量のナイフを所持する危険人物。物理的に不可能な量のため、スタンド使いという説も浮上している。ザ・ワールドとの相性は抜群。
チャレンジャーとは挑戦者の意味と同時に主人公の名前でもある。初めは変な名前と思ったが、最近メッセンジャーという名前があることを知りおかしくないのだと納得しました。あだ名は"チャンジャ"で決まり。
ドン・ワルドラド：
このゲームのボス。黒くて丸いフォルム。ゴキブリじゃないし、代官魔（ビックリマン第1弾-12）でもないんだからねっ！
マリア王女：
純白の王女様。よく見ると手を勢いよく振ったりして結構ノリノリである。HELPのふきだしを見る限りかなりでかい声で叫んでいると思われる。飛び越せば彼女からも例外なく100点が入る。
まっとうくじら：
様々なシーンでチャレンジャーを助けてくれる最高の相棒。ただし直に触れたら大ダメージなのでご注意。リツコさんが語っていた"ハリネズミのジレンマ"の意味を教えてくれます。
タマ：
最凶の敵。この存在によりチャレンジャーの屍の山が築かれたことは言うまでもない。通常時のナイフが効かないので、スーパーソードやスーパージュエルを利用する必要がある。スーパーソードの場合はきっちり倒して進むこと。スピードアップを利用して抜けようとすると高確率で捕まります。（おれ調べ）
カラ：
シーン3､4の入り口を守るテンションの高い骸骨。テンションが高すぎるあまり、倒さなくても後ろの洞窟へ入れます。位置取りを失敗している（ずれてる）やつもいるので、初心者の方はそこでチャレンジ！

○攻略
まずタイトルのレベル設定がトラップになっています。レベルを下げすぎると難易度が上がるので、下げすぎないようにしましょう。雑魚のいるデメリットと雑魚のいないデメリットでは違いは歴然。やはりプランクトンは多い方がいい。
シーン1：
無敵（後述）を利用すれば無問題。くじらは2匹確保できればベター。
シーン2：
ここからが本番。制限時間のせいもありシーン3へ入ることが必須である。シーン3をクリアするとその場所から制限時間をリセットされ、再びシーン3を探 す旅が始まる。中にはトラップもあるので注意。初見で見破ることは不可能なので体で覚えよ。シーン2が始まる前にスーパーモンキー大冒険の「ながいたびが 　はじまる・・」を表示してやりたい気分だ。
シーン3：
4つの噴水を足場に対岸の宝を手に入れるだけの固定画面ステージ。上でも書いたが鍵、指輪、王冠の3種類すべてを手に入れなければならない。手に入れれ ば帰り道でミスをしてもクリア扱いとなる謎の配慮が気持ち悪い。"家に帰るまでが遠足"を無視した演出には異を唱えたいところだ。
シーン4：
最終決戦の場。シーン3で宝を3つ手に入れてないと岩が入り口を塞いでいる。ジャンプしながら上っていく感覚は今までのステージになかったので新鮮。
ドン・ワルドラドは連続して4発撃ちこめば倒せる。攻撃の途中で休憩するとリセットされるので注意。

○裏技＆禁断にチャレンジ
無敵（シーン1）：
BGMのカンカン（踏み切り音）の後にボタンを4回押すとまっとうくじらが出現し、以降は無敵となる。ボタンはナイフでもジャンプでも良い。
もうひとつのやり方が車内に入るまでナイフを一度も使わないというもの。これは前述の方法をジャンプでやれば重複も可能。
おもしろBGM（シーン1）：
レベルを上げると登場するトビー（ジャンプする車みたいなやつ）が落下してくるところをジャンプしながら倒す（無敵状態のみ）。するとBGMの一部が効果音になり、えも言われぬメロディーに変わる。ループしたりアクションを起こすと元に戻る。
1UP（シーン2）：
同じ敵を16匹連続で倒すと空飛ぶまっとうくじらが出現。倒すと1UP。触れるとダメージなので注意。何度でも出せるので頑張れば無限増殖も可能。
スーパーモード（シーン2）：
モーリン、オジーズ、ピタロボの順番に連続で倒すと常時スーパーソード状態になる。ミスするかシーン3へ入ると元に戻る。
光る洞窟（シーン3）：
宝を取る前に一番左の噴水で右を向いてジャンプするだけ。光るだけなのにやらずにはいられない不思議な魅力を持った技。
LOVE STORY：
知る人ぞ知るハドソン恒例の裏技。タイトルでお分かりの人もいるだろう。やり方は「ABAABBAAABAABBBBABABABBAABAAABAB」と入力するだけ。メッセージが表示され、タイトル画面に戻る。コマンドの意味は2進数で"LOVE"。

○戯言
・世界観
チャレンジャーの世界では飛び道具を持っているのが主人公しかいない。一見すると主人公有利にも思えるが、そのかわり敵の体当たり攻撃が速くて痛いため、あまりメリットに感じられない。
・まっとうくじらの謎
なぜくじらなのか？　まっとうとはどういう意味なのか？　普通のくじらはまっとうではないのか？　大洋ホエールズファンでもいたのか？　などなど疑問は湯水のようにわいてくる。
同社製のバイナリィランドでもくじらのパネルは登場するが、こちらもくじらである理由は分からない。後にハチ助の台頭で、くじらの元気な姿を見ることはなくなる。
現代では某反捕鯨団体が幅を利かせているので、それに対抗するためにもマスコットキャラのくじらをもう一度復活させていただきたい。何が言いたいかというと久しぶりにくじらが食べたいのであります。
・チャレンジの終わり
チャレンジャーは何周しても終わりはありません。チャレンジの終わりはセルフサービスです。それは夢と同じ。自分で終わりと決めるまでは終わりじゃないんです。最後にこの名台詞でお別れ致します。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ？」


おまけ
マリア王女。資料ないので元ネタを参考にしましたよ。（映画は見てない也）